有機栽培とは、環境を大切にするということでもあります。
農薬、化学肥料を使わないオーガニック食品は、人々の暮らしをより健康なものにします。
しかし、トレリの農園では、それは結果に過ぎず、真の有機栽培の目的ではないと考えます。
人間が薬を服用し続けることと同じように、農薬、化学肥料の使用は、植物本来の生命力を弱らせてしまいます。
まず植物本来の生命力を上げること。
薬を使わずともバランスが維持される環境を保全すること。
これが有機栽培の真の目的とトレリは考えています。

使用しているのは、プーリア地方原生の原生品種CORATINA(コラティーナ種)種のオリーブだけ。
質の高いオリーブオイルの産地として有名なCoato(コラート)の街の名前が由来です。
完全無農薬で単一栽培しています。
収穫量は他品種に比べて少なく、希少な品種。
実の酸度の低さと生命力の強さから、有機栽培のエクストラヴァージンオリーブオイル生産に適しており、イタリア内でも人気の高い品種です。

トレリのオリーブ農園は、街から離れた、現代社会の影響の少ないアルタムルジャ国立公園の丘にあります。
最も純粋な本来のオリーブオイルの味は、この土地で育ったオリーブの実から生まれます。
※TORELL EV0Oは、EU、US、日本(JAS)から有機認定されています。

エクストラヴァージンオリーブオイルの酸度には国際基準があります。
酸度0.8%以上のオイルはエクストラヴァージンとして販売できません。
しかし、トレリは更に酸度が低いのです。
なんと、0.2%～0.4%の超低酸度。
おいしいオリーブオイルは酸度の低さが命。
本来のオリーブのコクとフルーティーさが楽しめます。
収穫したてでは低い酸度も、枝から離れた実の状態では時間と比例して上昇してしまいます。
トレリ農園では、その日に枝から離れたオリーブは、必ず昼までにプレス、酸度を可能な限り抑えます。

オリーブを機会でプレスする時には熱が発生する場合があります。
しかし、熱は、ポリフェノールの天敵。
そのため、トレリでは、熱が発生しないように、伝統的な石臼でプレスしていきます。
全行程を20度以下、1時間以内で完了させたオイルは、そのフルーティーさから「オリーブのジュース」と呼ばれています。

トレリでは植樹、プレス、ボトリング、配送全てを自社管理し、常に最高の品質を約束しています。 プレスされた後のオイルは、すぐにイノックス鋼の容器に移され、1ヶ月不要な水分を沈殿させた後ボトリングされます。 詰め作業は、オーガニック製品を取り扱う認定を受けた自社倉庫で行い、丁寧に密閉、梱包された後、すぐに日本に送られます。 植樹から製品発送まで全ての工程を自社で完結させるからこそ、自信をもって高品質を保証します。

パスタに、サラダに、パンに
加熱せずに、お召し上がりください。
ぜひ、トレリのエクストラヴァージンオリーブオイルの風味をお楽しみください。